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第一次カレー戦争 自炊編

眼鉄です


これは戦いの記録である



お休みの日に昼飯は豪華にしたい。

ということで始めたのが自炊なのですが
私は派手さはない純真無垢なヘタクソと言う奴で
こと味付けに関しては素材の味を生かす方向性でしか成功したことが有りません。

なのでホットサンドや鍋といった
あまり作り手の介入が少ないものばかりを作っていたのですが

前日の鍋具材が余った眼鉄は
その材料を見て思ったのでした


そうだ、明日はカレーにしよう


カレー。

それは闇鍋の時に取りあえず入れれば食べられるようになる
ヘタクソが作っても似たり寄ったりの味になる
煮込む系列でベリーイージーの料理

そういう風説がある国民食です。

その時の眼鉄は図に乗っていたのです。
今のところ素材の味を生かす系列では失敗が有りませんでした。
慢心していたのです。
カレーぐらい一人で作れるだろう、と


それが過ちであると気付くのは随分と先のことである


カレーは決して初心者向けの料理ではなかったのだ。

本日某時刻

具材は鍋の余りものであるのでこちら

はくさい
つみれ
にんじん
エリンギ

それとカレーと言うことでジャガイモとナスを買ってきました。
カレールーは何を思ったか
ブイヤベース仕立ての良く分からないカレールー。

材料を切るところまでは特に何もありません
次々に鍋に投下投下投下

次に水を入れるのですが

まず一つ言っておくと

私が使っている鍋は登山用の鍋と言う奴です。


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(2012/03/12)
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こいつ。
通常の鍋やフライパンだと私には重たいので
軽量化かつ頑丈で多機能にこなせてお安いこの子が選ばれました。
まあ、それはいいんですよ。
ただこの鍋

めちゃめちゃリッターが入る。

1Lくらい入る。

1Lくらい入る。


これを前提に話を聞いてください。

炒める作業は面倒くさかったのですぐに煮ることにしたのですが

この時点で鍋一杯くらいの具材が投下されていました。

そこに水をたっぷり挿入したのです


この時点で明らかに一人分の量をオーバーしていた。


眼鉄太一は気付かない。
計画はすでにおかしな方向に向かって走っていることに。

ぐつぐつととにかく煮込む煮込む

このブイヤベース仕立てカレーは
ルーを入れる前に特殊なペーストをいれることになっています

この時点では一人分換算で作っていたために
一体どれくらい入れたらいいのかな、と
ルーの入っていた箱の裏面を視ました

得てしてこの手のものは裏面に調理方法が書いてある物なのです
眼鉄はこの量を目安に水やらなんやらをぶち込んでいました。

そして知る。


分量の単位が五人前だったことに。


ほ、ほごぉお!

私は消化器官がとんでもなく弱く
この間も急性腸炎で入院したばかり、こんなに入れたら死ぬ!!

1Lマックスが未満なので五人前にはなっていないと信じたいですが
それでも2,3人前はありそう具材はぐつぐつとひたすら煮えていく

作ってしまったものは仕様がない。


問題は、ペーストをどれだけ入れるべきか、である。


当然五人前前提で掛かれている箱の裏には「全部入れろカス」という説明文しかない
考えた結果、とりあえず半分だけ入れることになりました。

調理開始からすでに三十分経過。

まだ眼鉄の心には「ルーを入れさえすれば何とでもない」という
カレールーに対する信仰心にも近い気持ちがあったのです。


眼鉄はカレールーを信じていました。
カレーにはそれだけの力が、他者を駆逐する絶対の存在感があるのだと。

信仰心とは言い得て妙です。
その気持ちの裏には常に不安が付きまとっていました。
それでも信じたのは、眼鉄太一が料理初心者であり、ヘタクソでもあったからでしょう。
だから信じることが出来ました。
煮える鍋を視界に入れながら、その端にある箱の存在を頼もしく思っていたのです。

カレールーさえあれば、怖いものはない。
進むべき道を照らす存在が有れば、人は決して迷いはしないのだ。

灰汁?のようなものを取りながら自信の笑みを浮かべるのです
信仰心だけが眼鉄を突き動かしていました。
信じる者がそれしかなかったのです

だがすがっている時点で、本当は心のどこかにその疑惑はあったのでしょう。


このカレー、やべぇんじゃねぇかなって


その笑みは自嘲であった。
眼鉄は気が付けなかった。
気付きたくなかった。


人が愚かな才覚があるとして、もしそれをあげるとするのなら
過ちに気付いてもねじ伏せてしまう下向きな精神力と臨機応変な自意識ではないだろうか


そしてルーを入れる段階に入る。

ここでも問題になるのはルーをどれだけ入れるのか、ということである。
ブイヤベースのペーストは半分でした。
ならば、半分入れるのが道理に合っているのではないだろうか。

既に道を誤り放浪する心の何が道理か定かではありませんが。
半ばパニック気味の頭ではそう理由付けするのが精いっぱいだったのです。


取りあえず、取りあえずルーを入れよう

そうすれば救われるはずなのだ。


半ば祈る気持ちでルーを挿入。
流石カレーというだけあってか、どんどん色は変わっていきます。

匂いも出てきました、そう、これはカレーの色であり匂いである。


私は救われたのだ!


この金属、一体何と戦っていたのか。

ぐるぐるかき混ぜながらその匂いとビジュアルに感服すらしたくなる。
信じる者はすべからく救われるべきである。

ことこと煮込むこと十分
中の具材はのぼせ気味なほどゆで上がっており、にんじんもほろほろと崩れ落ちていきます
ジャガイモは煮込み過ぎで姿亡きものになりましたが、その勇士は私の心の中で生き続けています。

いったん火を止めて、明らかに一人前以上になったカレーに視線を落とします。
出来た。

道中の不安もあってか、安堵の気持ちはひとしおでした。
作り始めた時刻が少し遅かったので、時刻はすでにおやつの時間になろうとしている。
それでも完成はした。それでいいじゃないか。

100均一のお玉で味見をしようと救ったとき、その異変に気付く

二度、三度、掬っては流し出す動作を繰り返しながら確かめる。


とろみ皆無。


とろみさんがドロップアウトしま、え? 入室して、ない……?

完全なる水、いや、お湯といって過言ではない。
とろみがなかった。
ぎりぎり頑張ってスープカレーと虚勢を張ることはできるが
その場合はスープカレーからどんな報復を受けるか分かったものではない。

それでも眼鉄は諦めなかった。
「私、とろみのあるカレー嫌いだったもんな」と自分に言い訳をする。

この言い訳をすることに果たして何の意味があったのか。
自己保身――それすらもままならない悲しい虚勢である。

意を決して味見する。
うん


味がない。


うーんなんだろうね。

よく喫茶店とかのお冷でレモン利かせてある奴があるじゃないですか


あれのカレー版(ホット)


絶望的に薄い。
ちょっと泣きそうなレベルで薄い。

スープカレーなどとは口が裂けても言えなかった。
これは茶色の何かというのが適切な料理である

しかしこの状況下で、眼鉄の中には不思議なデジャヴュがあった。

ぶっちゃけて言うと薄くてまずいカレーが
眼鉄の中の記憶を掘り起こしたのである。


今覚えば、それは諦めない気持ちがそうさせたのかもしれない。


どんな苦難に遭遇しても

どれほど今が辛くても

決して最後まであきらめずあがき抜くこと。

脳が必死で活路を探す中で出てきたのは

一つのシーンであった。




無題


これだああ!!!


結奈ねえ助けて!!


結奈ねえエスパー疑惑浮上。

結奈ねえお察しの通り、カレーの典型的な失敗例でガンス。
ぐへへ。
まさか音七カレーがこんなところで完成するとは。

だがしかし、活路がみえたじゃないか!!

思い出せ

散々やり直したゲームだろう、思い出せ!!

私が信じるべきはカレールーなんかじゃなかった

結奈ねえだったのだ!!

結奈ねえを信じる。
この絶望的な状況の中で、私の昼飯確保のために
私は思い出そうとした

結奈ねえがどうやってこの事態を解決したのかを―――!!


無題

……。


あつりょくなべなんてなかった。



つんだ。

いや、いや……まだだ!! まだ終わりじゃない

まだ始まってすらいねぇよ、私の昼食はなぁあ!!

味が薄いのなら、足せばいいじゃないか!!
そう、そうさ。


まだ半分のルーとペーストが残ってる……!!


それを投下して、圧力鍋で煮こめない分
長時間煮込めば、きっと、活路は見えてくる――見えるんだ!!

眼鉄の中にあったのはもうただの意地である。
正気など残ってなかった。

その後三十分ほどぐつぐつした結果。


コショウの味がすんごいことに。


うん、カレーの味は、あんまりしなかったよ……。
とろみも、なかったかな……。
そして変に存在感を主張するコショウだけがその身を横たえていた。

やるべきことは行い。
あがくだけあがいた。

だからもう、眼鉄は思った。楽になってもいいだろう――穏やかな気持ちだった。


このカレー、失敗だわ。

おやつの時刻は半分過ぎている。
世間では甘味を試食し終わっただろうその時刻

カレー風味の茶色の何かが完成したのだった。


カレーは、決して簡単な料理じゃない……。
そして、技術を積むぐらいなら、レトルトで十分なんや……。

取りあえずご飯食べると完食できないので
スープオンリーで頑張って食べました。具材だけは美味しかったです。
私何作ってたんだっけ?

不味く作ってしまっても責任をもって食べる。
それが私の食に対する礼儀である。

まあ、一番の礼儀は美味しく作って美味しく作ることだと思うんですが。


追伸

胃が痛い。


追伸の追伸

明日は鍋にしよう……。
鍋は美味しくできたもん……。

vv.jpg
*スープは赤からの出来合スープだよ!
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[ 2014/10/03 20:00 ] 日記 | TB(0) | CM(4)

はじめまして。旧ブログの百合男子考察が面白くて、色々見させていただいてます。

とりあえず、箱の裏にレシピのってるカレールー買ったほうがよかったんじゃないすか?笑
[ 2014/10/07 18:08 ] [ 編集 ]

>>めーじゅ様へ

眼鉄です、はじめまして。

百合男子考察はせっかく旧ブログから移動したのに
また旧ブログからはじき出されて削除できなくなった悲劇。なんでや!って状態です。
何かしらしらまた考察したとき、気が向きましたら読んでいただけると嬉しいです!

ちなみにカレールーはレシピ書いてあったんです!
でもよく見たら五人前だったんや! 流石の私もこれには予想外。
パッケージはよく見て買いましょうといういい例でした。
[ 2014/10/07 19:15 ] [ 編集 ]

ええとですね。たっぷり水使ってたんですよね?
ならば、入っていた具の半分くらいをサルベージして、ゆで野菜として昼飯にし、中火でコトコト煮込んで夜まで待てば水分が飛んで、少しはとろみのあるカレーになったのでは。
これも素人考えですが。
[ 2014/10/07 19:37 ] [ 編集 ]

>>犬神長元坊様へ

眼鉄です。

長時間煮込むというのは考えたのですが
もう暑くて! 
色々とパニックを起こしてメンタル的に疲れてたので、もういいやってなったんでしょうね。
何事も気力と精神力が大切なんだな、と思ったエピソードでした。
取りあえず、カレーは初心者向けの料理なんかじゃねぇぜ……!
[ 2014/10/07 20:19 ] [ 編集 ]

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