映画『シャッターアイランド』感想と考察

眼鉄です

というわけでこれの感想


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(2010/09/10)
レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ 他

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おもしろかった。


ぜひ前情報なしに映像を見て推理してほしい

ただ結論と言うか見てて予想は割と簡単に立てれると私は思います

「あれ? こうなんじゃね?」みたいな

あとは疑問とか疑惑というか
「????」って思うことが多々あるのですが、それの理由を察するのは難しい

おそらくこの映像のミステリーと言うのは
そういう細かい「??」の説明がきっちりできないと正解とは言えないんじゃないでしょうか

是非二回見てください。

というわけで以下は凄まじいネタバレ考察です。


全体のミステリー解説と考察は
ぶっちゃけると検索賭けて他サイト見てもらった方が絶対にいい。

私がやるのはざっと見て考えられていなかった部分の考察です。

あらすじとか詳しい流れとかは
映画を見るか解説サイトを見て来てね!!

というわけで考察。

主人公はラストシーンで

「化け物として生きていくか、善人として死ぬか」みたいな台詞を言います。


何故主人公はこんなことを言ったんでしょうか?


この台詞を言う直前
主人公は正気に戻り、策略を練った人たちの思惑通りとなりました。

しかし本当のラストシーンで
主人公は再び記憶を混濁させて、病院側は主人公に手術を受けさせるという流れになります。

そこで今まで主治医として、この芝居の相棒を務めてくれた先生に上記の台詞を言うわけです。
「あれ? 主人公は演技してただけじゃないの? 本当は正気なのでは?」みたいな演出なのですが

それ以前に、何でこんなことを口走ったのでしょうか。
主人公にとっていう必要が全くないセリフです。
本当におかしいのならこんな台詞は出て来ませんし(自分が患者だという自覚がないから)
もし壊れた演技をしていたのなら引き止められる恐れがあります。

じゃあ何故こんな台詞を言ったのか。

思うに、これは主人公から相棒――先生と医院長への恩返しだったんじゃないでしょうか。

罪滅ぼしとも言えます。

作中は今よりずいぶん昔
ロボトミー手術などと言うトンデモ精神治療が普通に行われていた頃です。

医院長曰く、精神医学会は治療方針で論争が起こっている、という説明をします

「精神異常者はとにかく危険だからロボトミー手術で無力化する派」と

「カウンセリングと薬で心を癒していく派」です

相棒と医院長は後者でした。

そして後者だからこそ
本作のようなミステリーが生まれてしまったわけなのですが

結果として、医院長たちの実験は大成功しました。
カウンセリング、ロールプレイ、薬という方面で主人公を正気に戻したのです。

精神医学会では革命的な成果と言えるでしょう。

作中に何度も言われるのは

「精神異常者の言うことなど誰も耳を貸さず、信じてくれない」ということ。

主人公が言うというより、主人公の妄想――深層心理がそう言っていたのですが。

そのなかで医院長たちの治療方針はその意見とは真逆です
話を聞き、精神病患者だからと異常者扱いせず、親身になってくれてたのです。

そして主人公はその事もきちんと思い出します
そして二人に感謝の言葉を言うのです。(正気に戻った時)
一人の人間として、治ると信じて治療してくれていました。

主人公はこの二人にとても深い感謝の念を抱きます。

ですが、他の考察サイト様でもすでに言われているのですが
主人公の心は正気でいられるほど元気じゃなかったんだと思います。
というより主人公の過去から考えて、正気に戻っただけでも奇跡です。
でもその奇跡は主人公には辛すぎる奇跡だったのです。

結果、彼は精神的な自殺を選択するわけですが

しかしそうすると困ったことが起こります。
映画のラストは主人公が自ら進んで再び妄想に取りつかれた振りをしているだけだと思われる。
つまりこのままいくと、医院長たちの試みは失敗――つまり無駄無意味な治療ということになってしまいます。

ですが主人公は知っています、医院長たちの治療方針は確かに効果があることを。
正気に戻った主人公が何よりも認識していることです。
彼らの治療方法は効果があるだけではなく人道的でもあるのです。しかも実証されてます。
さらに彼らは出来るかどうかも分からない試みを成功させるべく
主人公を信じて献身的に治療してくれた。

主人公の選択は、そんな彼らに対する裏切りです。
そして「カウンセリング、投薬による治療方針」という未来の絶望でもありました。

だから主人公は、相棒にだけ聞こえるよう呟いたのだと思います。

これは演技であるということ
貴方たちの試みは正しい、成功したと言うこと
希望はあるという旨を伝えたかったんじゃないでしょうか。

もしくは主人公にはもう、何かを裏切るという精神力もなかったのかもしれません
そして期待に応える力も。下手したら手術中止させられちゃうしね。

だから大っぴらに伝えることもせず疑念を残すようなセリフを吐いた

正気に戻すという意味で治療は成功です

でも本当の意味での完治は出来ていなかった。生きていく気力は見いだせていないのですから。
彼の心の傷はそれほどまでに深く、致命傷だったのです。

そう言えば鬱から躁鬱になるまでが危険みたいな話聞くけど本当なのかな。

何にせよシャッターアイランドの最後は少しさみしいです。
全てを失った男が自分すらもなくすという選択肢を選んだ話だと思ってます。

ところで怒りっぽいのと手の震えはアル中が原因だと思ってたら全然違った。

陰謀説を考えても楽しそうですよね。

追伸

捜索者の部屋を操作するシーンで
「靴は何足あるの?」みたいな質問シーンがあるんですが

そこで出てきた靴がメンズ物なんですよね。
探しているの女性なのに。

他の患者とも交流があった節があるので
あそこってもしかして、主人公の部屋だったんじゃなかろうか……。

シャッターアイランドは「?」って思うシーンが本当に一杯あって
後から見直すと「うあああヒントになってたぐやじい」ってなって楽しいです。

どこからどこまでが妄想で、現実なのか。
それを考えるのも楽しいです。

命運が掛かってるとはいえ
嵐の中付き合ってあげる相棒優しすぎワロタ

追伸の追伸

なんでキャラの名前を出さないのかって?
調べて書くのが面倒くさかったんだよ。いいかげん!
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[ 2014/12/27 20:00 ] その他の感想 | TB(0) | CM(0)

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