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『やがて君になる』一巻二巻感想

眼鉄です

巷でやったらめったら株価爆上げ百合漫画
『やがて君になる』をようやっと読みました。




というわけで感想

絶大なる評判に反して何で読まなかったのかというと

風の噂で『Aセクシャルが関わる話』と聞いていたからです
*)簡単に言うと他人に対して恋愛感情を喚起しない人。

完全に偏見なんですけど
百合漫画ってトランスセクシャルとか同性愛問題とか
やったらやりたがる傾向があったせいで

なんかずっと意識高い系百合漫画だと思ってた。

また巷の評価が
『これは歴史に残る一冊』とか
『百合に興味がない人でも考えさせられる一歩踏み込んだ作品』とかすごい意識高いのをちらほらみかけて
さらに敬遠してたというか
天邪鬼化したというか
本当に百合漫画なの?という恐怖で手が出せなかったというか。

でも好奇心に負けました。

なんのこっちゃない。普通に百合漫画でした。


普通に良作だった。反省している。

というわけで
Aセクだの何だのと細かいことが気になっている人は
怖がることなく買ってみたらいいと思います。

しかし同人から一気に商業デビューみたいなこと書いてあったような気がしますけど
それでこの画力って恐ろしいな。

簡単に言うと

主人公の小糸侑ちゃんは高校一年生と(下記画像右)
硬派と見せかけたチワワ系女子の七海橙子高校二年生先輩(画像左)に全力告されて
恋愛感情ってなんじゃろなって考えていくお話です。




個人的に読んで思ったこと

・主人公の侑ちゃんはAセクなのかという問題

おそらくこれがこの漫画の評価を分けると思います

私の感想なんですが


彼女はAセクではないと思います。

だから私はこの漫画を力いっぱい百合漫画である、と断言する

Aセクではないだろうという理由としては
キスするのを比較的受け入れていることと
恋愛感情に対して非常に前向きなところ。

思うに彼女は

自意識として恋愛感情を自覚する前に『恋』に関する情報を見すぎてしまったせいで

必要以上に恋愛を美化してしまっているだけなんじゃないかと。

所謂ドラマチック性に強く縛られていて
『恋愛はこうこうこういうテンプレートに沿ったものである』という感覚に縛られているのでは

恋愛感情はドラマチックで衝撃的な何かを経て芽生えるとか
そういう経緯と原因に強く依存しすぎ。

Aセクだって色々あるんだふじこー!と怒られそうですが
色々あるなんて言い出したら全てのことを論じることなんて不可能ですので
個人的例外を差し置いて思うに、この子は対人感情に対して非常に鈍感なだけだと思う。
もしくは内面の性的な成長が未発達なのか。
考えすぎて恋愛がゲシュタルト崩壊したのか。

少なくとも橙子さんに対して「何か違う」というものを持ち合わせ始めているので
双方の『絆』という点に着目するならもう二人の関係は『百合』でいいと思います。

ただ橙子先輩に対して思っている感情が恋愛感情なのか
承認欲求の延長線上なのかは現時点では不明ですね。

その場の勢いでえっちしだしたら全力で止めるべき。落ち着くんだ!

まあ大丈夫!
『私の世界を構成する塵のような何か』でも似たような始まり方してたけど
最終的にさっちゃんにメロメロになってからへーきへーき!


どこまでを『恋愛』という括りにするかだと思います。


例えば相手に対して恋愛感情がなくても性行為しまくるヤリチ●とかもいますし。
性行為してもいいかどうかが恋愛感情と友情の分かれ目っていうとそのあたり疑問だよね。
セフレは恋人ではないし友人でもないしね。ちょっと違うよね。
一生一緒に生きていくことに恋愛感情は果たして必要なのか。
一緒にいるのが気楽だから、という理由で一緒に生きていくのも選択肢としてありだと思います。

まあでも登場人物はみんな高校生ですので
そのあたりの見通しの未熟さも見ていて初々しくって私は萌えるなぁ!


というか恋愛感情抜きにしてもこの子は
誰かに甘えたいとか、頼りたいという部分が何か希薄なような気がする。

子供の友情の楽しいをひたすら延長しているみたいな。
『自分』ですごく完結してるよね、この子。

今の瞬間的な楽しさを満喫してて
そんな折に中学時代の友人からの告白によって
急に性について強く考えなきゃいけなくなったのが、こんがらがった原因な気がする。

それ以前にももちろんそういう兆候はあったんだと思います。
ですが具体的な後押しをしたのはその一件な気がする。

小学生男子が同級生の女の子に告白されて
「?」ってなっている感じっていうのが一番しっくりくる。


ここから成長するのか
それともそういう性であるとして、二人の関係が続くのか。

ただ確かな真実として
『相手に悪いから』といって付き合いだして期待持たせたくせに
やっぱり駄目だったという理由で振るのは人として最低だからやっちゃだめだぞ


気持ちは分かるが、人間関係ギクシャクするし事態が悪化すると思うんだよね。

告白した人間が偉いとは言いませんが
自分の感情を殺したり振り回したりする必要性はないと私は思うのです。若気の至り。

・百合漫画二次創作やってただけあって魅せ方が上手い。

精神描写が非常に多いので少女漫画チックなのですが
絵柄が萌え系よりなので男女ともにちょうどいい塩梅の漫画だと思います

一迅社が関わらなくって本当によかった!

一迅社なら今頃男性キャラに迫られてどろどろ三角関係の修羅場になっている。
断言する。
一迅社と関わらなくて本当によかった!!

所謂こういう百合萌えどころが見たかったんだよ!!って力いっぱい思う。
特に橙子先輩の残念童貞臭半端ない。


・恋愛感情だけの追及で話が収束しない。

橙子先輩のお姉さん問題とか
三角関係とか
男キャラとか登場して

ストーリーの根幹だけをクローズアップしない話構成なので
話が小規模にならないので読んでて楽しいです。

他のキャラも魅力的な人が多いよ。
約一名すごく……闇を感じる……っていう先輩がいるのもいいと思います

関係ないけど『さ行』から始まる百合キャラはだいたい碌な目に合わない。


何なんだ。
百合界における『さ行のジンクス』

さ行……恐ろしい……。


・先輩、落ち着こうか!

中性的な口調のわりに中身がチワワっててぷるぷるしている系女子

可愛い。かわいいよ先輩。
私先輩に恋愛感情ないけど先輩のこと可愛いって思うよ。
だから侑ちゃんも恋愛感情恋愛感情。

先輩が侑ちゃんみたいにならなかったのは
結果として亡くなったお姉ちゃんのようになりたいと
自分に仮面を被るようになったからな気がする。


心に何かが引っかかりそうな弱い部分をこの子は持っていて
そこを埋めてくれる人間が彼女の好みのタイプだったんじゃないでしょうかね。

侑ちゃんは逆にそういうとっかかりみたいなところが全く見当たらん。
恋愛感情云々以外でこの子の人生に恐らく波は何一つなかったんだと思われる

まあでも先輩が全力全開で穴あけて心と心かちあわせようとしてるから
へーきへーき。

先輩もう前のめりじゃないですか!
ゴーサインだしたら全力疾走しそう。そう! 譲葉先輩のように!

もうだいぶん足踏みしているよね。
あかん(あかん)



とまあこんな感じ

ていうかドラマCDかなんか出てたの?
私持ってないくやしい

こんなことなら変な偏見なんか捨てて全力で読めばよかった……
後悔ばっかりの人生だ……

僕はいつも遅すぎるんだ。

追伸

電撃は百合漫画に寛容ですね。
そのノリではやブレが連載し続けていたらどうなってたんだろうなぁ……。

いや、蛇足ですね。

ですがあの百合漫画が今連載していたらって思いがどっかであるから
新しく出た百合漫画を見るとなんか悔しくなるのかもしれない。

多くの辛い時代があったから今の世界があるのは分かっているのですが
いつの時代でも幸せでありたいものです。

追伸の追伸

物語性でいうのなら
恋愛感情というのは磁力のようなものだと思います

例えその場が反発し合っても、ひっくり返ればカツーンとくっ付くこともありますし
一定距離のまま終わることもあります。

侑ちゃんは磁力をまとってない金属みたいなもので
先輩という強烈磁石の傍にいたらそのうち磁力を纏うのかもしれない。

もちろん、あくまで物語のお話し。
相手が嫌だって言っているのに好きだからという理由で相手に纏わりついてもいいわけじゃないよ!
全国各地のストーカー! 君のことだよ君のこと!

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[ 2016/07/01 19:30 ] 百合作品感想 | TB(0) | CM(0)

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